3. 白□林道(人吉市)6.0km 入口付近は石がごろごろしている。台風の雨で表土が流れたのか?スタートから200メートル、掘れてガレた上りを全員無事クリア。Fタイヤにめくられた石がアンダーガードをガツガツ叩いて金属音が響く。山深く入り込んでゆくと、杉の枝が空を覆っていて暗いうえに、無数の落ち葉が路面の浮石を覆っていて走りづらい。前後輪をはじかれながら走り抜ける。

4. 白□布○林道(人吉市)8.5km 白□林道と白□布○林道の分岐を左折し、硬く踏みしめられた路面を駆け上がる。ぐんとペースが上がる。試走と比べると路面が整備されていて走りやすい。グイッとアクセルを開ける。標高をあげてゆくと、視界が開けて明るい陽光が路面を照らす。連なる山々の深緑と秋の空が美しい。りょんさと怪鳥で先を進み、泥に乗って横を向いたりしてはしゃぎながら走った。林道脇には小さなホイルローダが止めてあった。

営林署の管理小屋前の広場で昼食。以前パニアケースの中でお弁当をシャッフルしてしまった反省をふまえ今回はしっかり固定されていて無事だったのだけど、押し寿司状態。ご飯が塊で持ち上がる…「走り応えがあったねー」「ビッグは勢い乗せると走りやすいから」「ゆっくり走ると余計難しいかもね」。匂いをかぎつけたカラスが仲間を呼んでいる。やんさーが石を投げてみたが届かない。やんさーGSのアンダーガードの中央部が凹んでいるのを見つける。りょんさーテネレのアンダーガードもぼこぼこにだ。二台とも転んだわけじゃないのだけど。修正が効くのか?
5. 布○林道52支線(大口市)4.7km 昼食を済ませ、白□布○林道・十曽林道の繋ぎからの下り。木の枝やススキがせり出していて狭いけど、ナックルガードにはじかれたススキの穂がきらきら輝いてとても美しい。ヘルメットの中でニヤリとしている。秋の林道は好きだ。

木地集落まで下った後、アスファルトを経由して布計集落を抜け、布計(十曽)林道に上る。

6. 布○(十曽)林道(布計側)(大口市)2.4km を上る。視界の開けた気持ちよい林道。11月とは思えない陽気。

7. 布○林道(白浜側)(人吉市)3.7km 白□布○林道との分岐からフラットな緩やかなくだりのダート。お墓の横まで走ってアスファルトに出たところで、「Aアームのボルトが緩んだ〜!」とやんさーがおもむろに工具セットを開く。Aアームのピロボール固定ボルトが緩んでいる。7ミリのヘキサゴンと21ミリのボルトの組み合わせというマイナーな番手の工具が必要で、結局全員持っていない。ありあわせの工具を組み合わせてボルトを締め上げる。「大丈夫け〜?」「ちゃんと締まったよ」で、出発。

8. 白□林道(人吉市)3.8km 俣口集落までアスファルトを下り、集落脇の橋から、土の高速フラットダートへ入る。入り口に止まって話をしていると、最後尾にいたやんさーがグオッグオッ!とアクセルを吹かしながら先頭の怪鳥の横に並ぶ。「じゃ、行こうか」先行した二人はあっというまに見えなくなってしまった。「やんさーが切れた走りをしていた。」と怪鳥が口を尖らせてつぶやいていた。

9. 鹿○(かなめ)林道丸岩側(人吉市)5.0km 白浜林道を上がり、開けた分岐から左折、土のダートへ。りょんさと怪鳥で突っつきあって走っていたが、りょんさーテネレが急にガラガラという異音とともに失速。停車してチェーンカバーを外してみるとFスプロケット脇に石ころが噛み込んでいた。以前にも同じトラブルがあったよ、確か。知覧あたりだったか。

10. 鹿○(かなめ)林道田野側(人吉市)6.4km 鹿目集落から南下、縦溝が掘れた荒れた林道。りょんさーが「気合入れてね〜」と一言。「えー?どぉゆことー?!」とやんさーとHakaseが騒いでいたけど、知らん顔して走り出す。右手の岩肌にはぽつぽつといくつもの祠が奉ってある。ここは昔から人々が使っていた歴史ある道なのだろうといろいろ想像してみた。Hakaseが縦溝にフロントタイヤを落としてボテごけ。幸いにもダメージは無し。「道じゃねえ!」とか悪態ついていたわりにフツーに走っていた。

りょんさーは、通夜に出席するため急遽自宅へ戻ることに。ここでお別れ。
宿泊地の山麓温泉に、たどり着いたのは夕日も落ちかけた、午後6時前。
りょんさーマスターと別れて、一本林道(11.西大○林道(人吉市)3km)を走り、京町温泉街への近道と思って走った12.大○林道29支線((人吉市)6.6km)を走行中、やんさーR1100GSに大トラブル!ミッションケースとリアフレームを繋ぐ連結部分が片方もげて歪み、WPのリアショックがオイルを噴き出して死んでしまったからだ。「コケてもいないのに何故(?_?)」と一同唖然…確かにハード目なガレ場をガンガン走ったが…10年目の老化現象か!やんさーが電話先で単車屋に笑われていた。福岡のBMW代理店フリーマンでも前例が無いらしい。
大○林道29支線から13.矢○林道((人吉市)4.0km)へ戻り、林道を早く抜けてダメージを避けようとしたものの、道を間違えてもと来た入口に戻ってしまった。仕方なく一旦人吉市内に下り、221号線で加久藤峠越え。50kmほど遠回りしてようやく宿泊地に着いた。不思議とやんさーGSは普通に走った。サスが抜けてもある程度は問題無く走る所がやはりGSのGSたる由縁だろう。ちなみに怪鳥も同様の経験があると語ってくれた。山麓温泉は2200円でフトン有り食器有り温泉有りの、ありがたい湯治宿だ。記帳を済ませ、先ずは風呂だ〜。熱めの温泉で「ホ〜」と一息!たまらない贅沢を過ごす。

本日の宿泊参加は怪鳥・アフリカツインのHakase・GSをコケずに壊す器用なやんさーの三人だ。温泉でさっぱりした後は飯である。宿のご主人に教えてもらった近道で駅前へ。ヘッドライトの明かりを頼りに鉄道のレールを横切って無人駅のホームをよじ登る。いい歳こいたヲヤジがまるで探検ごっこなのだった。近くの美味〜いラーメン屋「慶Eラーメン」にて生ビールで乾杯!トロトロの厚さ約1センチの焼豚チャーシューを肴に腹を満たす。

コンビニで酒と肴を調達して宿に戻り改めて乾杯!名物!?夜のSSスタート。やんさーが酒を注ぐたびに「ハイ!17万円!」と一言!「エー?」と俺達!どうやらミッションケースの新品は17万円らしい。自ずとKTMシリーズの話しに変わる。修理費用が40万円を越えるようなら乗り換えも考えているらしい。発泡酒がビールにかわり、やがて芋焼酎のお湯割りに。やんさーは焼酎の緑茶割りに挑戦。味が柔らかくなりすぎてますます危険な印象。夜もふけ、毎日の激務とGSの整備と本日の心地良い疲れの為か船漕ぎ病が出始め自分はそそくさと蒲団の中へ入る…ZZZZと突然「畜生!17万円」とやんさーがボティアタック!身動きとれないまま20秒ほどバタバタして片手を挙げてレフリーホールド!飲み方に戻される。そうしてSSの夜がふけて行く。。。

明け方、やんさーが身仕度を整え、深い朝もやの中に去って行った。外の視界は2mほどだったとか。
AM7時半頃まで布団の中でぬくぬくと過ごした二人はようやく起床する。幸いオプションの二日酔いは付かなかった。Hakaseと身仕度を整え、宿に挨拶を済ませ、二日目の集合地点に向け二台のビックオフは走り始めた。
【本日のダート72.7km】